酵素の効果・効能

酵素には様々な働きがありますが、まず、腸内環境を整える効能が挙げられます。腸内には、どんな人でも宿便が存在すると言われています。便秘知らずで、毎日快便だと言い切れる人にも、実は宿便があったりするんですよね。平均で、2kg~3kgほどの宿便があると言われているのですから、かなりの量です。宿便というのは、小腸・大腸の内壁に付着した老廃物…つまり、便のことを言います。食事によって摂取した食物が消化・分解しきれずに残ってしまったものが宿便となるのですが、宿便の主成分は脂肪とタンパク質であるため、ずっと腸に留まっているため腐敗しています。そのため、毒素と悪臭が発散されています。普段の排便でもそう簡単には排出されることはありませんし、下剤を飲んでも剥がれることはありません。大腸の形を想像してもらうと判りますが、大腸は曲がりくねっていて、非常に複雑な形をしています。そしてその形に添って、ヒダのようなものがあり、そのヒダの間に溜まってしまうのです。ただ、問題なのは、宿便の存在自体ではありません。健康で快便な方にも宿便が存在するように、宿便があること自体は問題ではないのです。問題なのは、宿便が入れ替わらずに、そのままの状態で留まっていることなのです。宿便は、腸内にいる悪玉菌のエサとなっています。悪玉菌は、善玉菌と共に常に腸内に存在している菌ではありますが、悪玉菌が増殖すると、身体に害を及ぼし、大変危険です。加えて、体臭・口臭、そしてオナラの臭さの原因となる有毒ガスも発生させますし、ニキビや吹き出物などの肌トラブルも引き起こしてしまいます。宿便が発する有毒ガスは、腸内だけに留まらず、全身へとまわります。血液の中にも入り込んでしまうのですが、血液に有毒ガスが入るということは、その有毒ガスが全身を行き渡るということですから、身体に良いはずがありませんよね。しかし、充分な酵素が体内に存在していると、まず食物を消化・分解しきれない…ということがありません。また、腸内にある老廃物も分解してくれますから、宿便がいつまでも溜まっていることはありません。

また、血液をサラサラにするのも酵素の働きです。先ほども腸内環境を整えるということから繋がるのですが、血液は、栄養素を全身に行き届かせる役割があると同時に、不要なものを排出する役割も担っています。しかし、血液の中に有毒ガスなどが入り込んでいると、ドロドロの血液になってしまい、細胞がくっつきあって血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こす可能性があります。そして、血管の内壁が膨らんだり、血管が狭くなってしまうと更に血流が悪くなってしまいます。これに、高血圧・喫煙が加われば、心筋梗塞・脳梗塞・大動脈瘤等の重大な病気をも引き起こしてしまう恐れがあるのです。血液の中に有毒ガスが多く含まれすぎていると、運ぶのにも限界がきてしまい、その有毒ガスなどを身体のどこかに勝手に置いていってしまうことにもなります。その状態が身体に良いわけはありませんよね?宿便を排出し、腸内環境を整えるだけでも、血液はサラサラの方向へ進みますし、以前どこかに置いてきた有毒ガスなども忘れずに運んでいってくれるのです。

そして、血液がサラサラになると、肝臓や腎臓への負担もかなり軽減されます。体内の有毒ガスも含む老廃物などは、身体の外へと排出されますが、その際に、肝臓・腎臓に運んで処理をしてもらうようになっています。しかし、血液がドロドロの状態になっていると、老廃物を濾す役目を担っている肝臓や腎臓に余計な負荷がかかってしまい、処理しきれなくなってしまうのです。酵素の働きがあれば、食物をしっかりと消化・分解して、栄養素として体内に吸収しやすい小さな分子にすることができ、肝臓・腎臓へ負担をかけるのを防ぐことができるのです。

また、酵素は新陳代謝を活性化させる働きもあります。新陳代謝というのは、身体に不要な老廃物を排出し、組織・細胞・エネルギーなどを新たに作り出し、再生するシステムのことをいいます。つまり、古いものを捨て、新しいものを生み出す…ということですね。毛髪が抜けて新しい毛髪が生えてきたり、汗をかいたり、垢が出てきたり…というのは、新陳代謝の一環なのです。細胞が成長する、そして細胞が入れ替わるということは、生きていくためには欠かせないことですし、この新陳代謝が正常に機能していなければ、当然身体にどこか弊害が出てくるのです。肌の再生機能であるターンオーバーも、肌の新陳代謝です。ターンオーバーは、新しい肌細胞が生まれ、そしてその細胞が徐々に肌の外側へと上がっていき、そして最終的には垢となって剥がれ落ちる…というシステムです。その代謝があることで、肌はいつまでも美しく、健康的でいられるんですね。身体も同様で、生きていくために必要な物質を体内に取り入れて、古くなった用済みの物質を体外へ排出することで、健康を維持することができるのです。

他にも酵素は、免疫力アップや自然治癒力の向上、ホルモンバランスを整える…等の効果もあります。

また、生きていくために必要な身体の機能の作用で使用されるだけでなく、それ以外の部分でも、酵素が減少してしまう原因が存在しています。ざっと挙げるだけでも、ストレス・睡眠不足・喫煙・飲酒・食品添加物・飲暴食・疲労…などが原因で、酵素が余分に使われてしまいます。ストレスは現代社会では感じて当然のものではあるのですが、あまりに過剰なストレスが多い生活を送っていると、次第に脳への酵素の消費量が増加してしまうのです。イライラもそうですし、不満・嫉妬、そしてマイナス思考なども、同様です。逆を言えば、ストレスをあまり感じず、幸せな気分でいることが多い生活を送っていると、脳で消費される酵素の量は少なくて済みます。

睡眠不足の場合ですが、酵素と睡眠時間は非常に深い関係があります。昼間、人間の体内では酵素を消費していますよね。そして、夜、眠っている間に、昼間消費された分の酵素が生成されます。ですから、しっかり睡眠をとっていないと、その酵素の生成がうまくできず、使用した分の酵素を補充することができないのです。もちろん、これは夜更かしな方にも当てはまります。

喫煙は、健康にも美容にも、百害あって一利なし…とも言われているように、タバコを吸って良いことは1つもありません。タバコを吸うと、身体は、身体に害のある成分ニコチンの解毒のために、大量の酵素を使用してしまうのです。つまり、タバコを吸わない人と比べて、タバコを吸う人は、酵素を多く消費することになり、体内の酵素不足に陥りやすくなっているということになります。

飲酒は、摂取したアルコールを体内で分解する際、肝臓で大量の酵素が消費されます。お酒を飲む方は、肝臓を悪くしてしまいがちですが、それは、アルコールによって大量の酵素が消費され、肝臓が保護されなくなってしまうからなんですね。通常、アルコールを摂取すると、肝臓にあるアルコール脱水素酵素(ADH)が活動を始めるのですが、このアルコール脱水素酵素は、アルコールをアセトアルデヒドへと分解します。このアセトアルデヒドは、二日酔いの原因となっている物質で、酵素が不足しているとアセトアルデヒドの量はどんどん増えてしまい、翌朝、二日酔いになりやすくなってしまうのです。アセトアルデヒドは、酢酸へ分解されますが、その分解時にもアセトアルデヒド脱水素酵素が使われ、それにより、酢酸は炭酸と水へと分解され、排出されます。もちろん、適量のお酒を嗜む程度であれば、肝臓にもそれほど大きな負担をかけることはありません。しかし、大量のアルコールを摂取してしまうと、アルコールは分解しきれなくなり、ミクロゾームエタノール酸化酵素という酵素が消費されます。このミクロゾームエタノール酸化酵素が使われ続けると、肝臓障害へのリスクが急激に高まってしまうのです。酵素の余計な消費を抑えるためにも、そしてもちろん健康のためにも、アルコールはほどほどにしておくのが1番ですよ。

食品添加物を摂取した際も、体内では多くの酵素が使用されてしまいます。現在、世の中は様々な食べ物で溢れていますが、そのなかのほとんどに、食品添加物が含まれているといっても過言ではありません。自然派食品や、オーガニック食品も流行っていますから、健康や美容のことを考えて、無添加のものを選ぶ方も増えてきてはいますが、それでもやはり、食品添加物を一切摂取しない、という生活は難しいのではないでしょうか。食品添加物を含んだ食品ばかりを食べ続けていると、タバコの時と同様、身体に害のある成分が入ったことで、これらの成分を体外へ排出します。これに、酵素が多く使用されてしまうのです。

他にも、暴飲暴食・疲労・激しい運動…などでも、必要以上に酵素を消費することになってしまいます。体内の酵素は多く使用されても、酵素の生成量や使用量には限度があります。ただ、先ほどから触れていますが、酵素は人によって生成量が決められていますし、また年齢と共に生成量も減少していきます。しかし、酵素を使用する量は変わりませんから、食べ物などで酵素を摂取していかないことには、体内の酵素は不足したままの状態になってしまいます。それが、更に酵素を消費する行動を行っていると、体内の酵素はよりどんどん減少していってしまい、最終的にはかなり危険な状態となってしまうのです。ストレスや喫煙など、これらの行動を改め、改善することはもちろん大切ですが、これらの行動を起こす際に酵素が消費されていることを意識し、積極的に酵素を摂取するようにすることも大切です。

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